[2016.03.08]
2月半ば、安倍政権と県民あげて正面対決している沖縄の辺野古・高江・嘉手納・普天間に行ってきました。
米軍新基地建設を許さない辺野古のテント村を訪れたのは、これで2度目です。
当初の予定では、「平和丸」に乗船させていただき、海上からも基地建設の様子を見せていただくことになっていましたが、悪天候で風が強かったために叶いませんでした。
その時間を使って、海に面した座り込み4320日になるテントを訪れ、説明を伺いました。
政府は、世界一危険な普天間基地の撤去のために辺野古に「移設」するかのようにいうけれど、滑走路が2本も作られ、揚陸強襲艦が接岸できる271.8メートルの岸壁をつくり、周辺の弾薬庫のある敷地や住宅団地(兵舎)の建設予定地や新基地関連隊舎の敷地なども合わせるととても広大で、最終的に一体どれだけの規模になるのか、全容がわかっていない巨大基地建設で、まさに「新」基地建設なんだというお話でした。
その基地が、人殺しのための施設が、目の前の美しい海を潰して、県民が日常生活を営む中に作られようとしていることに、あらためて「基地はいらない」の思いを強くしました。
その後、米軍キャンプ・シュワブのゲート前の抗議集会に合流。
私は、直前に説明をお聞きした感じた感想も含めて挨拶させていただきました。
「人殺しのための新しい基地を、税金をジャブジャブ使ってつくることに、国民一人一人がこういう国づくりでいくのか。安倍政権が『戦争法』を強行した下で本当に問われている。この辺野古の本当に美しい海を目の前で見て、そのことをよりリアルに感じました」「沖縄のみなさんの民意が何度も示されたにもかかわらず、力づくで、権力を握ったら何でもできるというのは、政府は国民を守るのではない。意にそわないものは排除していくことを示している。沖縄だけの問題ではない。日本全国の問題、個人の尊厳を守る大事なたたかいです」。
先日、政府と沖縄県の裁判でのたたかいは和解ということになり、今は一時的に工事が中止ということになりました。しかし、安倍政権は、引き続き、「辺野古しかない」と言っており、新基地建設を許さないたたかいはまだこれから。しかしながら確実に政府を追い詰めていると感じています。
「勝つ方法はあきらめないこと」—テント村に掲げられていたスローガンの様に、沖縄に連帯して、一緒に声を上げ続けたいと思います。