[2016.06.30]
日本共産党・わたなべ結大阪選挙区候補の政見放送です(NHK 6月30日)
日本共産党のわたなべ結です。
私は、大学を卒業して、派遣やアルバイトで働き、使い捨ての働き方の実態を目の当たりにしました。「安心して誰もが働き、希望をもって生きられる社会にしたい」。この思いが、政治に深くかかわるきっかけです。
昨年9月、安倍政権は「安保法制」を強行しました。これに対して新しい政治を求める息吹が広がりました。私は、「絶望なんてない。こんな政治が続くから、私は自分を奮い立たせ、声をあげ続ける」。この決意をブログに書きました。国民が動けば政治は変えられる。これが私の確信です。
私は命をかけて戦争に反対した日本共産党の歴史を知り、平和を守りたいと日本共産党に入りました。
自衛隊が海外で人を殺し、殺される。そんな国に変えてしまう憲法違反の安保法制は絶対に許せません。これを廃止し、憲法を守ります。
いま変えるべきは憲法ないがしろの政治です。「立憲主義」を取り戻し、戦争放棄、生存権の保障、個人の尊厳を守るなど、憲法が生きる政治をつくります。
私が大阪外国語大学で学んだのは、言葉がわかれば各国の人々とより分かり合えると考えたからです。
沖縄の基地問題やTPPなど、何でもアメリカいいなりの政治を転換し、文化や文明が違ってもお互いに尊重し、自主的で自立した平和外交をすすめます。
消費税10%の増税の再延期はアベノミクスの失敗のあらわれです。
消費税増税は「延期」ではなく、きっぱり断念すべきです。
私、わたなべ結は、①税金の集め方を変える、②税金の使い方を変える、そして、③働き方を変える、この「3つのチェンジ」をすすめます。
大企業への優遇税制を改め、富裕層に応分の負担を求めれば9兆円の財源をつくれます。消費税増税をしなくても、社会保障を立て直せます。
先日シングルマザーの方から、「子どもの学費が110万円。もう限界」という声、ある若者からは「ブラックバイトだとわかっても生活のためにはやめられへん」という声が寄せられました。
私、わたなべ結は、高すぎる学費、10年間で国立も私学も半額にし、返さなくていい月3万円の奨学金制度をつくります。
長時間労働を規制し、サービス残業をなくし、安心して働けるルールをつくります。中小企業への支援と一体に、最低賃金は時給1000円にし、さらに1500円をめざします。
私は4月に「大阪女性提言」をだしました。
認可保育所の増設や男女の賃金格差をなくすなど、「仕事も家庭も大切にしたい」「自分らしく生きたい」という願いを全力で受けとめてがんばります。
みなさん。この参院選、32ある1人区すべてで野党共闘が成立しました。大阪でも「野党の勝利で、安倍政権の与党とおおさか維新に打ち勝ってほしい」との声が、垣根をこえて寄せられます。
そのために、この大阪選挙区で私、わたなべ結、何としても勝ち抜かせて下さい。新しい政治をぜひ担わせてください。
日本共産党は野党共闘の架け橋を担います。ブレることなく安倍政権とも、大阪の「維新政治」とも正面から対決し、抜本的な対案を示し、政治を前に動かします。この日本共産党が大きくおびること、おおもとから政治を変えるたしかな力です。どうか比例代表で日本共産党とお書き下さい。
ありがとうございました。