[2016.05.12]
先日7日、高学費・奨学金問題やブラック企業・バイト問題を考える「YUI cafe」を開き、1月8日に発表した「大阪若者提言( http://www.watanabeyui.net/political_measures#pmL03 )」をもとにお話させていただきました。
予想を超える参加者!
ネットや新聞での告知を見て参加してくれた方もおられ、この問題がいかに関心が高いか、また切実な問題かをあらためて実感しました。
会場では、弁護士さん、労働組合、主婦、学生など、様々な立場から実態や問題意識にそった報告もあり、また、参加者のみなさんからも「職場でセクハラにあっている」「学費を稼ぐためにバイト。身体壊して働けなくなり、大学を中退した」「10年間ブラック企業で働いてメンタルになった」など、深刻な実態が交流されました。
同時に、「今働いてる実態を聞いてほしくて参加した。みんなの話を聞いて、大変なのは自分だけじゃない、みんなの問題なんだとわかった」「自分の知らないところで苦しんでいる人が山ほどいるのに、よく知らないことがわかりました。もっとたくさんの人の声を聞いて、世間に拡散したい」「ワーキング・プアなのは私です。消費税の増税は本当に許せません。私たちの手で、未来を守るため政治を変えたい」などの感想も寄せられ、現実に泣き寝入りせず、みんなで力合わせて変えていきたいという想いも共有できたことは本当に心強く嬉しいことでした。
(しんぶん赤旗5月9日付より)
私は非正規で働いていた経験から、「正社員が当たり前に」「派遣労働は規制を」「サービス残業・長時間労働規制して」などの願いを実現したいと、街頭などで実態調査アンケートや署名を集め、国会に陳情する活動をしてきました。
初めの頃は、「自分で選んで非正規なんでしょ」「頑張っていない自分のせい」と、今よりももっと自己責任論が吹き荒れ、また「若者の問題」と世代を超えて共感してもらうことがとても難しかったのを覚えています。
しかし、ますます非正規は広がり、今や全国では4割、若者提言に向けた府内若者1000人アンケートでも44.2%となり、年収200万円以下のワーキング・プア(働く貧困層)なんて珍しくないどころか、ブラック企業・バイトという言葉が普通に使われるようになり、若い世代の貧困問題が深刻化してきました。
その中で、自分で弁護士に相談したり、労働組合に入ってたたかう若者にも街頭で出会うようになってきました。同時に、自己責任論が(この分野では)少しずつではありますが弱まり、また、「子どもや孫が心配なんだ」と世代を超えた問題として受け入れられる様にもなってきたと思います。
これからの社会を担う若い世代が貧困と隣り合わせに置かれていては、経済発展の担い手にも社会保障の支え手にももちろんなれないわけです。何よりも、一人ひとりの人を大事にしない社会に「豊かな」未来はないと思います。これからの日本社会をどうしていくのか、世代を超えたみんなの問題であり、政治が正面から解決に臨まなければならない問題です。
いま、全国の草の根で広がっている貧困とたたかう運動、声とも力を合わせ、若者が安心して学び働け、可能性や能力を花開かすことができる社会へ!
1人ひとりが大事にされ、この日本で生きていく未来に希望をもてる政治を!
若い世代の1人として、私も引き続き力を尽くし、実現へ頑張ります!